県政報告No.5

平成17年9月県議会で一般質問
平成17年9月議会

片野たけし県政報告たより
平成17年11月号
No.5


地域住民と県・市行政との話し合い会(門前谷地区)
道路・河川等の問題点が話し合われました。
特に小学生の通学路の安全を図るために県道に
歩道を設置してほしいとPTAから強く要望がありました。


9月県議会質問事項 広域合併について
  泉田知事は新法による勧告を行うのか

2010年問題について
  県北、特に村上・岩船地域はますます取り残されるのでは?

村上・岩船地域は予防医学を取り入れた
  医療・福祉・健康産業振興を図る上での最適地!!




村上市岩船郡における
市町村合併について


【片野】
 現在進められている山北町、朝日村、神林村、粟島浦村の4町村での合併は、地理的に村上市を挟んだ形となり、村上市、荒川町の民意も踏まえれば、村上・岩船地域6市町村の合併が望ましいと考えるが、県としては、村上・岩船地域の合併はどのような形での合併が望ましいか、知事としてのお考えを伺います。

【泉田知事】
 県としては、村上市を中心とした生活圏の形成や行政的なつながりなどの観点から、「岩船地域広域市町村圏のエリアが将来の自治体の姿として望ましい」との考えのもと、平成13年2月に村上市ほか6町村の合併パターンを議論のたたき台として示したところであります。
 しかしながら、合併は、その枠組みも含め、あくまでも関係者の合意により自主的に決定されるべきであり、引き続き地元において県北地域の将来的な振興・発展を見据えた様々な議論が交わされることを期待しております。

【片野】
 平成16年9月に平山知事が斡旋案を提示したときと異なり、合併新法施行により県の役割は新たな局面を迎えたはずであります。
 県内での今後の合併について、本年4月施行の市町村の合併の特例等に関する法律(いわゆる合併新法)による構想の作成、構想に基づく勧告等について、今後作成又は勧告等を行う考えはあるか伺います。
 また、村上・岩船地域の合併に対し、合併新法の制度を活かして県が何らかの働きかけを行う意向はあるのか伺います。

【泉田知事】
 構想の策定と勧告に対する私の考えについてでありますが、構想の策定につきましては、地元の意向を踏まえ必要に応じ検討したいと考えておりますが、知事が勧告を行うなど直接的に合併へ誘導することにつきましては、地方分権の趣旨からも疑問であり、基本的には勧告する考えはありません。
 村上・岩船地域の合併に対しましても、特段の事情が生じない限り、これらの基本的な考えのもと適切に対応してまいります。


2010年問題と県北振興について
【片野】
 北陸新幹線開業に伴い、上越新幹線沿線地域のみならず、県北地域、佐渡市への影響を懸念しています。
 羽越本線高速化を図ることにより、県北地域、特に村上岩船地域の振興が図られ、いわゆる2010年問題の影響を最小限に抑えることが可能となるのではないかと思われますが、知事の見解を伺います。

【泉田知事】
 羽越本線の高速化は、日本海縦貫高速鉄道網の構築に資するとともに、村上岩船地域を始め県北地域の観光や産業の振興にとって重要な役割を果たすものと認識しております。
 また、従来から経済的に結び付きの深い山形県庄内地域などの需要を取り込むことで、いわゆる2010年問題に対する効果も期待されるところでありますので、県といたしましても市町村や関係団体などと連携しながら、羽越本線の高速化に取り組んでまいりたいと考えております。


村上岩船地域の振興について 【片野】
 本年2月定例会で、知事は「医療・福祉・健康産業おこしのため外部から採用する人材の知恵も活用しながら検討する」との答弁がありました。
 医療・福祉・健康産業の振興を図るため、県は外部から人材を登用し、これまでどのような検討を行ってきたか伺います。

【泉田知事】
 本年6月、産業労働部内に関係課のメンバーからなるプロジェクトチームを結成し、「健康・福祉・医療関連産業」に関する市場の動向及び本県の現状と課題について分析するとともに、福祉保健部で策定中の「健康福祉ビジョン(仮称)」との整合のとれた振興策を検討しているところであります。
 
【片野】
 予防医学を取り入れた医療・福祉・健康産業振興においては、温泉、医療機関、自然環境、主要食材の地産地消体制等について面的に取り組んでいく必要があると考えますが、県は医療・福祉・健康産業振興に当たって、モデル地域を指定し、重点的に市町村などを支援し取り組んでいく考えはないか伺います。

【泉田知事】
 「健康・福祉・医療」に関わる多様なニーズに応じていくには、個々の健康ビジネスの創出と併せ、一定の地域において多様なサービスを複合的に提供できる体制づくりも重要と考えております。
 県内の市町村においては、「健康・福祉・医療」に関連した独自の構想・計画の下、既に積極的な取組を行っているところもあり、こうした意欲的な市町村との連携が重要と考えております。

【片野】
 村上・岩船地域は予防医学を取り入れた医療・福祉・健康産業振興を図る上で最適地と考えますが、県の所見を伺います。

【泉田知事】
 県内各地には、「健康・福祉・医療」に関連した優れた資源が多くありますので、それぞれの地域特性や資源を生かした関連産業の振興を図っていくことが重要と考えております。



いま、取り組み中の課題から

村上市中心市街地の活性化と町屋のお人形さま巡り



 村上市の中心市街地の活性化については、ジャスコ村上店が出店した30年前から懸案でありました。都市計画街路事業の進展を求める運動は40年来の歴史があります。その一方、現在でも国道7号線沿いには、年々大型店舗の進出が相次いでいます。
 さらに、新しい店舗に対抗するために、今まで営業してきた店舗の増築もひんぱんに行われています。中央商店街からはスーパーが撤退して、人通りが少なくなった様子がうかがわれます。

 しかし、3月の「町屋のお人形さま巡り」、9月の「屏風まつり」には、市外からの観光客で大変な賑わいになります。最近では、それ以外の平日でも観光客の姿が見受けられます。観光の面からいえば「町屋の風情」を残すことが求められます。一方、生活している人は安心して歩ける歩道が必要であるとの観点から、都市計画街路を計画通りに実施することを求めています。長井町・上町が整備改良されたのに計画通りに実施しないのは不公平だという声もあります。

 新潟県は一昨年から「道路のあり方研究会」を開催し、今年3月、研究会は村上市長に提言をしました。その中で、中心市街地の大町・小町については従来計画の道幅16m道路は見直す方向を示しました。新潟県はこれを受けて、長井町・上町と大町安良町交差点の改良後は大町・小町の街路事業に着手しないことを明らかにしました。ただし、村上市が計画を立てるならば、県道管理者として協力するということです。

 村上市は6月に県の担当者を交えて、住民説明会を開き、9月には大町・小町の道路についての検討委員会をスタートさせました。今後「拡幅か町屋風情か」を問うことになります。村上市地域はこれから本格的な少子高齢化時代を迎え、自動車を持たない世代の人口が今後増えていくと予想されます。旧市街地のどこからも歩いて買い物をし、六斉市に立ち寄り、市役所・銀行などを訪れることの出来る地域として、中心市街地は今後も市民の「集う場所」となっていくでしょう。

 「安心して歩けること」と「町屋の風情を残すこと」の両方が実現する方法はないものでしょうか。私見を述べさせていただくならば、私は車道を一方通行にして町屋の風情を壊さないような道幅(たとえば10m)の範囲で歩道を設置することが出来るのではないかと思います。今後も検討委員会の推移を見守りながら考えていきたいと思います。



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